ユウの快挙
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10時ごろ、父ちゃんが家に帰ると
「お帰りっ!」
いつもより弾んだ、母ちゃんの声。
「早くこっちおいで」
待ちこがれたような様子で…
何かいいことあるんでしょうか…?
「どうしたん?」
と聞いてみると
「子供ら寝かしてから一人で、
サスペンス見てたらもう、怖くて怖くて」
「…そんな怖かったら見んかったらええやん」
「それが気になるねんや!」
はぁ、そうですか…
まるでマンガを見ているときのユウやゲンのように
テレビに釘付けになっている母ちゃん。
時々妙な声をあげます。
「ひゃぁあ!こっわ~」
母ちゃんの声のほうがよっぽど怖いです。
「絶対この人が犯人やわ!」
「…なんで?」
「絶対そうやと思うねん」
…特に根拠はないようです。
いいんです。それで母ちゃんが幸せならば。
今日もおひとつ、いっといてください
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いつもよりちょっと早起きした朝、
ユウとゲンがお気に入りの積木で遊んでいました。
ユウはテーブルの上で「家」づくり。

一方ゲンは、「パトカーと救急車」

どっちがどっちかはよくわかりませんが…
その後は共同作業で
自分達の背より高いタワーを作っていました。

途中で父ちゃんは
後ろ髪を引かれながら出勤したのですが
どうせ母ちゃんが片付けや保育園の準備をさせようとしたら
「疲れた」
なんて言ってたんでしょうね。
1日1ぽち、よろしくお願いします
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4歳になって1ヵ月半ほど過ぎたユウとゲン、
しゃべる言葉も随分と立派になってきました。
大人が話している言葉や、
物事の因果関係をきちんと理解して、
ほんの半年ほど前とは比べ物にならないほど
豊富な語彙を使って日々言葉を発しています。
とは言うものの…
得意・不得意というのは誰にでもあるわけで
折り紙やお絵かきではユウを引き離しているゲンも
言葉の分野では少々遅れ気味のようです。
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日曜日のお出かけは「ひまわりの丘公園」。
多分昨年の秋以来です。
いい気候だし、日曜日だし、
人出が多くなることは目に見えていたので
朝、早めに出発しました。
到着したのは9時過ぎ。
さすがにこの時間だと人もまばらで
駐車場も余裕でとめられます。
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4月になって、保育園には
新たに入園してくる子供たちがたくさんいます。
ユウとゲンも先生から聞かされていたのでしょう、
「あたらしいおともだち、来るねんでぇ」
と、楽しみにしていたようでした。
今年から縦割りのクラス編成になりましたが
以前からユウとゲンの保育園は
年齢の違う子供たちが一緒に混じって
遊んだりお絵かきしたりするのが伝統のようでした。
入園前、見学に行ったときから
4歳や5歳の子どもたちが
ユウとゲンをかまって、世話を焼いてくれていたものです。
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珍しく母ちゃんにプレゼントをねだられました。
別に誕生日でもなんでもないのですが…
母ちゃんのおねだりは多分あの時以来。
そういえば今年はホワイトデーも
何もなしでスルーしてしまったのでした。
(バレンタインには父ちゃん好みのチョコをもらいました)
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先月出席した結婚式の引き出物で頂いたカタログ。
私たちが結婚した時もそうでしたが、
「引き出物にカタログ」というのはよくできた仕組みだと思います。
送るほうも悩まなくてすむし、
頂くほうも好きなものを選べるし。
とは言え…
実際に選ぼうとすると結構迷ったりするんですよね。
頂きものなんですから、何でもいいわけですが
どうせならなるべくいいものを…という欲が働いてしまうのです。
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午前中、子供たちは保育園で
ちょっとのんびりできたと思ったら
帰ってきたら案の定、引っ張りだこの休日の父ちゃんです。
「父ちゃん、たたかいごっこしよな!」
「父ちゃん、かいじゅうになって」
今日もきました、戦いごっこ。
ユウもゲンも戦隊モノだかなんだかのヒーローになりきっています。

マジレンジャーとかボウケンジャーとかリュウケンドーとか
世間の波に遅れながらいろんなヒーローになりきります。

ユウのポーズはどことなく間抜けでファンキー。
一方、なりきり度が高いゲンはポーズも決まります。

しかし、まだまだ日本語にやや難のあるゲン
「お前は誰だ!?」
かいじゅう父ちゃんが聞くと
カッコいい戦隊の名前を考えたつもりなんでしょう、
「ロウカンジャー!」
お…
お前は年寄りの病人かぁ!
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いつの間にかすっかり「仲良し兄弟」になったユウとゲン。
ケンカもしますが、2人で一緒に遊んだり悪戯したり
そんな場面が多くなりました。
以前書いたように、
名前を書いた「自分のもの」には執着があったはずですが…
あるとき、母ちゃんがふと見ると、
ゲンが靴下を片方しか履いていません。
どこかに脱いでなくしてしまったようでした。
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日曜日でしたが、今日は入社式があり、
父ちゃんも出勤でした。
70人近い新入社員が入社してきました。
少し緊張して、それでも期待に輝く目をして
彼らは入社式に臨んでいました。
ユウやゲンも、20年ほどすれば
同じように社会に出て行くのでしょう。
まだまだ先のことで、
オトナになったユウやゲンは想像しにくいのですが
彼らが社会に出ようとするとき、
私は父として、人生の先輩として
彼らに何かを伝えることができるでしょうか?
彼らが迷った時に
何らかのヒントを示してやることができるでしょうか?
私が就職する時を思い出せば、
親に相談することもまったくなかったのですが
子どもの頃から、例えば食卓で聞く
ちょっとした会社での出来事の話などは
私の仕事観を形作る上で大きな要素になっていることは
まちがいありません。
そんな父親に私はなれるでしょうか?
彼らが社会に出る日が来るまで、
健康でしっかり生きていること。
まずはそれが親の務めのような気がします。
そんなことを考えた4月1日、入社式の日でした。
今日も応援よろしくお願いします
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